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穏やかな日の海面は月と太陽の引力でゆっくりとその高さを変えて1日に1~2回の割合で満潮と干潮を周期的に繰り返しています。この海面の高さを天文潮位(てんもんちょうい)と呼びます。
一方、台風が海岸に近づいたときに海面が異常に高まり、海水が堤防を乗り越えて陸地へ流れ込み人命や建物に大きな被害をもたらすことがあります。この海面が異常に高まる現象を高潮または気象潮位(きしょうちょうい)と呼びます。
高潮は、次の3つの現象が重なって発生します。
① 台風の中心付近では周囲より気圧が低いため海面がもち上がります(身近な例でたとえると、ストローでコップの水を吸い上げるのと同じ現象です)。これを吸い上げ効果といいます。
② 台風に伴う強い風が沖から海岸に向かって吹くと、海水が運ばれて海岸に向かって海面が上昇します。これを吹き寄せ効果といいます。
③ 強風で生じる大きな波浪が海岸に次々押し寄せると、海水が沖に戻り難くなって海岸付近に溜まり海面が上昇します。
高潮はいつも天文潮位と重ね合って生じるので、もし満潮時に大きな高潮が起きたときには海面は著しく上昇して非常に危険な状態になります。
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